「カムパネルラ」

とうとう名前を呼んだな、と思う

 

どうせどうあがいても忘れられないなら

終わりの日まで淋しさと愛しさだけ抱えて生きていけばいい

その人とともに

 

「人は二度死ぬという

まず自己の死 そしてのち

友人に忘れ去られることの死

 

それなら永遠に

ぼくに二度目の死はないのだ(彼は死んでも僕を忘れまい)

そうして

ぼくはずっと生きている

彼の目の上に」

 

これは萩尾望都の「トーマの心臓」の中の一節

 

米津を見てるとついつい思い出してしまう言葉でもある

 

「死んだ人には勝てない」って言うのは

結構重い言葉だよなあ