2019-01-01から1年間の記事一覧

きよしこの夜

医者の待合室でやけに子供が目につくなあと思いやっと冬休みなんだと気付く。 何だかもうそういうものと縁遠くなってしまったなあ。 そういや今日はクリスマスか。 子供の頃からサンタなんか信じて無かった。 クリスマスの朝枕元に置いてあるのは大抵学習雑…

その者青き衣をまといて

さて米津玄師は自分を船にたとえて 誰も落としたくないと言ったそうだが、 自分のイメージだと、我々ファンはオームの触手のようなもので、 その上に一人たっているのが米津なんだな。 癒やしたくて慰めたくてうずうずしてる数十万本の金の触手。 隙あらばそ…

痛みは消えないまま

あばら骨2本ヒビ入り中。 荷物を持ったまま転倒胸部を強打。 荷物を手放すのをためらったのが敗因だったね。 しかし、打ったのは左なのにヒビ入ったのは右側、 おかげで両側痛いという、何の嫌がらせだ。 ついでに目の下あたりも結構な勢いで打ったはずで、…

あたしのために生きて

この言葉をそのままの意味にとるならば、 「あなたの全ての時間をあたしのために使え」 なんだと思っていた。 随分我儘な女だと。 ある晩寝る前に「シンデレラグレイ」聴いてて これって、大事なのは「生きて」の方なんじゃ無いかと思いついてしまった。 辛…

父さん、僕の蕾は

「ペトリコール」の一節をずっとこうだと思ってた。 ある日歌詞カードを見てたら、そこにあったのは 「泰山木の莟」という文字。 ・・・・・おい。 米津よ、それは「たいさんぼく」だ。 まあ、誰にも間違いはあるだろうが、 それにしても誰も突っ込まなかっ…

信じられ無いと思うが

ありのまま今起こったことを話すぜ 風呂場のドアを開けたらそこに まるまるとした毛虫が転がってた ・・・・・なんでやねん 誰にとも無く突っ込んでみる しかも生きてる 思考停止したまま猫共に見つかる前に処分せねばと 箒とちりとりとビニール袋を手に風呂…

馬と鹿と阿呆

ラグビーは残念だったが、 これを残念だというか、よく頑張ったと言うべきなのか、 俄の自分にはよく分からない。 ただ、ラグビー日本チームが頑張ってくれたおかげで ちょこちょこ「馬と鹿」がTVで流れるのはなかなかに嬉しいことだった。 勝って流れるのも…

物語の枝葉を払う

時々どこまで削れるかやってみる。 思いがけない結果が出てくることもある。 例えば「西遊記」と「オズの魔法使い」がイコールになるなんて思いもしなかったが 人間1・動物1・お供3(人外)遠くの国に偉い人に会いに行く。 数まで完全一致だった。 そして…

馬と鹿

MVが出てから聴きまくってるけど なんだかちょっと胸がざわつく。 たとえ今それなりに幸せなんだとしても それでもなお失ったものを思いきることはできないのか。 もう一度この手に取り戻したいと思うことは やめられないのか。 さて彼はハデスと取引するた…

「Lemon」と山椒魚

先に聴いたのは「Lemon」だった。 後からアルバムかって「海と山椒魚」を聴いたとき 引っかかった歌詞があった。 「みなまで言わないでくれ 俺がそうであるように あなたが俺を忘れるなら どれほど淋しいだろう」 これはつまり、 忘れてしまえるなら楽になれ…

花に嵐のたとえもあるさ

「花に嵐」と「海と山椒魚」は繋がっていると言うことに異論のある人は、まずいないと思う。 まあ、タイトルも井伏鱒二つながりだし。 そしてここにもう一つ 「花に嵐」と対をなしているのが「vivi」だというのは 考えすぎだろうか。 「花に嵐のたとえもある…

私は取るに足りなくて

時々、本当に言葉のチョイスが下手だなと思うときがある。 主にインタビュー記事とか、ラジオ出演の時なんだが(アドリブのきかないタイプ?) 今回ナタリーの記事で自分を「木彫りの小さな仏像」とか「ご神体」とか言ってるのを見ると、 ああ、また誤解を招…

「サンタマリア」 希望の貌をした絶望の歌 或いは希望を孕んだ絶望の歌

初めて「サンタマリア」のMVを見たときに思ったのは、 「かーちゃん、随分別嬪さんになっちゃって・・」だった。 まあ、2ちゃんの「かーちゃん」は、全き慈愛の人であるゆえ 「サンタマリア」には相応しいと言えるかもな。 しかし、歌詞に「泥濘」とかぶっ…

さよならララバイ

この歌を初めて聴いたときのショックは忘れられない。 「中島みゆきだ・・・ものすごく中島みゆき」 いや、パクリとか言いたいわけじゃ無い。 ただ、みゆきが使いそうな音で、使いそうな言葉で作ってある? しかもこのやさぐれっぷりは初期の頃のみゆき・・…

長い前髪で前が見えねぇ

初めて「LOSER」のMVを見たときに件の歌詞で思ったのは、 ああ、こりゃ、相当言われたんだな。まあ無理も無いが。だったんだが 「懺悔の街」で 「街灯のあかりが弾けて 花火みたいなふうに見えました」 と言うところで引っかかった。 ちょっと待て、それはつ…

裏道に咲く花

王道を微妙に外れて生きてきた自覚がある。 好きな歌がベスト盤に入るなんてことはほぼ無い。 贔屓の歌手が紅白に出るなんて滅多に無い。 そもそもTVに出ることさえ珍しい。 世間的には結構売れてるっぽいんだが、自分の近くに同好の士はいたためしがない。 …

猫は襖を閉めるか

先日未明。 寝ていた私の枕元に来た猫が やけにはっきりと「ごはん」と言った。 そうか、お前もとうとう喋るようになったかと 手を伸ばして頭を撫でてやって そのまままた寝てしまったが、起きてからえさ入れを見れば、確かに空っぽになっている。 さて、こ…

馬鹿は死んでも

さて、「Lemon」が4億再生を超え、 「Flamingo」が1億再生を超え 「LOSER」が2億再生を超えても 本人名義のTwitterが更新されないのは、 よっぽど蘭たんとナポリテンを応援したいんだろうなー 蘭たん愛されてんなー とか思いながら動画見てたら思い出した…

感情を勘定する環状の歌

猫は何故キーボードの上で寝ようとするのか。 しかもマウス握った私の腕を枕にして。 まあそれはさておき、 米津玄師においては、感情というのは 勘定する(数える)ものらしい。 「Neon Sign」では 「数え切れない感情が」 「ドーナツホール」では 「簡単な…

未来は道の向こう

未来は道の向こう。進む方はただ一つ。 先の見えない未来はトンネルの向こう。 「乾涸らびたバスひとつ」では「煉瓦の短いトンネルを 潜り抜けるのをためらって」 「Undercover」では「駆け抜けて会いにいくんだ あのトンネルの先へさ」 この頃は少し見通し…

無くて七癖

とりあえず買ったcdを全部ipadとiphonに落とし込んで手あたり次第米津を聞きまくる日々。 なんとなくその思考の癖のようなものが見えてくる。 まず、米津ワールドは、小さな願いで満ちている。 アンドロイドは「愛されたい」ではなく 「愛されたいと願ってい…

あとどのくらい

「令和」かあ・・・ とうとう天皇とタメだよ。 いやまあ、タメなんは昔から分かっちゃいたが。 お互い歳食ったよなあ、と、TVの画面見ながら思う今日この頃。 中身は15の頃と大して変わっちゃいないんだが、 容れ物がだいぶガタが来てるんだよなあ。 だまし…

大人買い

2018年秋の終わり。人生三度目の大人買い。 (ちなみに一度目は「幽遊白書」 二度目は「NARUTO」だった。) 米津名義のCDありったけ、ただし「かいじゅうずかん」は入手出来なかったが。 ハチ名義の二枚は、いずれ来るだろう米不足のために、わざと買わずに…

「顔」と「声」

しかし、米津というのは見る度に顔が違う、聞く度に声が違う。 声と顔がなかなかつながらなくて、何だか変な感じがする。 まあ、これは歯の矯正やったみたいだし、髪型が定まらないせいもあるんだろう。多分、限界ぎりぎりまで伸ばして、ばっさり切るってい…

ハチ

米津からハチにたどり着くのはあっという間だった。 ボカロはあまり聞いたことは無かったが、抵抗も無かったのでずるずると聞いていくと「羅刹と骸」に行き当たり、さらに深くはまることになる。 ちなみに「ハチ」という名の由来は矢沢あいの「NANA」の登場…

始まりは「アイネクライネ」

2018年夏の終わり。とうとう起動すらしなくなったPC.。 あきらめて新しいノートを手に入れたら、おお、音が出る。 まあ、別に音出無くても困ることも無かったんだが、せっかく音が出るなら一つ久しぶりにYouTubeでも、となって最初は中島みゆきとか聞いてた…

散りぬるを

ここ数日、頭の中でいろんなことがグルグルしている。 何故少し前まではその名前さえ知らずにいた人の死がこうまで胸を締め付けるのか。 多分それは若くして亡くなった人の無念を思うより、残された人たちの悲しみを思うからなんだろう。 人はどこまでも身勝…

さて、何から話そうか

いい年をして今更かも知れんが、米津玄師にはまった。 息子に告白したら、 「えっ、玄米法師?(ヲイ)・・・何で?」 そこで思わず口をついて出た言葉が 「中二心が揺さぶられるんだ」 そうなのか自分? まあそうなんだろうな 無意識って凄い。 事の起こり…