「死神」
どうやら米津はセルフパロディをはじめたようだ。
深夜の寄席。
演者・幻師(これは、素直にゲンシか、ちょいとひねればマボロシと読めないこともない)もわずか5人しか居ない客席の客達も、くたびれたスーツにやけにきっちりネクタイを締めた死神も全てが米津という
なんちゅうおもろいことを。
まず意表を突いたのは、羽織の脱ぎ方の見事なこと。
そして客の中になにやら見覚えのある・・
あれって「Lemon」じゃね?「ピースサイン」らしきのもいるよね?
もしかして他の連中も?
で、右奥の客が「え?俺?」って感じに振り返る。
その後も手をたたく度一人ずつ席を立つ客。
って事はこいつらみんな「死神」なのか?
にやついてた落語家が、スーツの死神が入ってくるとびびり出す。
そして掌にろうそくじゃなく直に炎・・ってお前「馬と鹿」かよ。
そういえばピンクだった髪、よく見ると青になってる。
じゃあ、スーツの死神のあの動き。
何だか見覚えがあると思ったら「Flamingo」なのか。
(かなりタケシのまねも入ってるみたいだが)
そして誰も居なくなった寄席。
なるほど。
「どうせ俺らの仲間入り」
ってこういうことだったのか。
こんな死神が来るなら死ぬのもちょっと楽しみになって来たな。