好きで別れ歌うわけじゃない

さて、どうやら自分は、他人から自分に向けられる好意というものが信用できない人間であるようだ。

中島みゆきユーミンを比べれば圧倒的に中島みゆきに傾くのは

ユーミンの自信満々さに原因があるらしいと

最近やっと気付いた。

恋愛が絡まない曲、もしくは別れの歌ならユーミンも好きなんだが

「もうすぐ私きっとあなたを振り向かせる」とか言われると

引いてしまう自分が居る。

 

これは何故なのか。

思い返してみると中学生くらいにはすでにかなり確固たるものになってたような。

さらに記憶をさかのぼってみるとどうやら始まりは幼稚園の時

大好きな先生にある日ハンカチをもらった。

嬉しくて家に帰って母親に見せると、それはこの前お母さんが先生に○○あげたからだと言われ

それ以降も自分が何かもらう度に

それはお父さん、あるいはお母さんが何かしたお返しだと言われ続け

誰かが純粋に自分を好きになって何かをしてくれる、と言うことが信じられない様になってしまったんじゃないかと思う。

 

これはある意味、親のかけた呪いのようなものだ。

多分親はそんなことみじんも思ってなかっただろうが。

 

さあ、自分は子供たちに変な呪いをかけずに居られただろうか。

もし何かやらかしていたとしても、今更ではあるし、

すまなかったとしか言い様がないが。