カイト
「カイト」の歌詞を見たとき、思い出したのは
「シンデレラグレイ」の一節。
「あなたといる不自由だけが あたしを自由にしていたんだって」
ああそうか、糸とその持ち手という不自由があればこそ、
凧は遠く高く飛べるのか
糸の切れた凧は結局は地に落ちて泥にまみれもう何処へも行けなくなるのか。
そしてまた思い出したのは子供の小さい頃
公園とかに連れて行って砂場で遊んでるのをそばのベンチでぼんやり見てると
時々こっちを見て、そこにいて自分を見てるのを確認すると、
安心したようにまた遊びだしてたなあ。
そうやって少しずつ行動範囲が広くなっていくんだ。
あの時間は、大人にとっては退屈で無駄にも思える時間だが、
きっと子供にとっては必要で大事な時間だったんだろうな。